「卒園式の準備、どうしてる?」グループセッション報告
保連協事務局の木村です。
卒園式の歌の練習が始まり、保育園に少し厳粛なムードが漂ってきましたね。
さて、保連協の定例会では、9つの加盟園を3グループに分けてトークセッションを行っています。
2月の定例会では「卒園式」をテーマに、父母からの出し物や準備について情報交換しました。
今回は、セッションでお聞きした卒園式の経験談をご紹介します。
保育園の卒園式ってどんな感じ?卒対(卒業対策委員)になったけど、何を準備したらいいの?という方、ご参考ください。
■■ 卒対の選出方法■■
在園中1度はなんらかの役員をやらなければならず、ただし年長組のみ父母会役員か卒対かを選べるような仕組み(つまり、在園中父母会役員または卒対のどちらかを1度やる形)をとっている園が多数でした。
卒園してしまっているため前年度卒対メンバからの引継ぎはなく、新年度卒対になった場合には、保育園の先生との相談を中心に準備を進めていくようです。
ここで上にお兄ちゃんお姉ちゃんがいる卒園式経験者をうまく巻き込んでいくことがコツというご意見もありました。
■■ 卒園式の1日■■
園により様々ですが、ある園での卒園式の1日をご紹介します。
◎<卒園式>
・卒園式第1部(園長先生の言葉や卒園アルバムを1人ずつ渡される、いわゆる卒園式的な内容)
・卒園式第2部(在園児からの歌のプレゼント、保護者の出し物をする部)
・昼食(昼食後、12時頃一旦解散)
◎<茶話会>
・集会所など公共施設を借りて茶話会(13時頃から2時間程度)
◎<打ち上げ>
・居酒屋などで開催(当日そのまま打ち上げを開催する代もあれば、体力がもたないので改めて開催する代もあり)
■■ 父母からの出し物 ■■
恐らく卒園式準備で一番頭を悩ませるのがこれですよね。
◎合唱(定番)
定番の合唱ですが、合唱のみで出し物とすることは逆に少ないようです。
妖怪体操、アナ雪、アニメソング、AKBなど、子どもに受ける流行りの歌をうたいながらダンスしたり、スライドショーを流しながら歌うなど、何かと組み合わせて歌うことが多いようです。
◎ダンス、寸劇
ダンスも定番ですね。
子どもたちが年長組で発表するバルーンやソーラン節を親が練習し披露するというご意見がありました。
これは子どもたち喜びそう!
あとは、フリフリした飾りをつけてアニメソングにあわせて踊ったり、
なかにはパパたちが女装をしてアナ雪の寸劇を披露したという経験談も。
◎スライドショー
子どもたちの赤ちゃん期~の写真を集めたスライドショーを製作し上映したというお話もちらほらお聞きしました。
歌やダンスが苦手、あるいは休日集まって練習が難しいという保護者さんが多い場合には特に良いかもしれませんね。
お聞きしたなかでは、プロジェクターを貸してもらえるという園が多かったですよ。
◎マジックショー
一芸をお持ちの保護者がいる場合には、出し物の合間などで披露してもらうそうです。
謝恩会でやってもらっても盛り上がりそうです。
■■ 子どもへの贈答品アレコレ ■■
予算内で複数の贈り物を組み合わせることもあれば、これはというものを一つ選ぶこともあるそうです。
何を贈るか意見がわかれがちな贈答品については、卒対のなかで2~3案に絞って多数決で決める方法がスムーズかもしれませんね。
◎実用品が無難
小学校で使えるものが一番実用的で喜ばれるのだとか。
・ネーム入り鉛筆、色鉛筆
・ネーム入りのハサミ(名前はシールでなく彫ってある)
・ネー入りの体操着入れ
・ネーム入りのハンカチ
・レッスンバッグ
・上履き入れ
・キャラクターもののティッシュ
◎思い出に残るもの
・クラス全員の顔写真入りのマグカップ
・イラスト入りマグカップ
・写真入りの時計
・各家庭から写真を集めて作成したフォトブック、DVD
・文集
・卒園式を撮影してDVD製作(ただし、プロに頼むと各家庭で案分しても割高)
◎手作り品はシルバー人材さんに依頼する
ただし、早めの依頼が必要とのことです。
また、子どもたちへの贈答品とは別に、先生への寄せ書き色紙などを用意している園もあります。
特に公営園など、先生方が贈答品を受け取ることができない場合もありますので、事前に先生に確認しておいたほうがよさそうです。
■■ その他アドバイス ■■
◎服装について
親の服装はやはりフォーマルなもの。
一般的にはグレー等暗めの色が望ましいとのこと。
入学式でも着られるようにと明るめのグレーを選ぶ人が多く、かぶりがちだそうです。(これはしょうがないですね)
子どもの服装は、男の子はスーツで、親と同じく入学式用のものを着る子が多いそう。
一方で女の子は、入学式用の服装の子もいれば、アイドルやプリンセスのようなドレスを着る子もいるのだとか。(最近はmotherwaysなどリーズナブルなドレスが手に入りやすいですよね)
◎卒対予算について
5千円程度という園から、高いところでは2万円近く各家庭から集めるという園も!
そのぶん贈答品を何にするかのハードルが高く、ものによっては不評なこともあるのだとか。
確かに、卒園式に2万円はちょっと高い。。
◎効率的な進め方
卒対のなかでリーダーシップをとる方がいないとなかなかまとまらなく、直前までバタバタすることもあるのだとか。
卒対でなくとも経験者をうまく巻き込むのがコツというアドバイスをいただきました。
なかなか卒対メンバーのなかで準備が進まないときには、経験者のパパママに「お姉ちゃん(お兄ちゃん)のときの卒園式のこと教えて~!」と頼ってみるのも良いかもしれませんね。
◎CD利用で父母からの出しものの合同練習なしに
ベネッセこどもチャレンジのオリジナル曲のCD(http://sho.benesse.co.jp/s/song/)を用意し、各家庭で練習してもらうことにし、事前の合同練習は無しにしたのだとか。
これも工夫ですね。
◎茶話会・謝恩会の内容
卒園式後の茶話会(園によっては謝恩会ともいいます)でどんなことをやっているかもヒアリングしました。
・先生も交えて懇談、先生への質問コーナー開催
・子どもたちと一緒にゲーム
・お菓子を食べながら懇談
・保護者から一芸(歌など)を披露
以上、卒園式をテーマにしたグループトークセッションから話題の一部をご紹介しました。
子どもにとっても親にとっても一大イベントである卒園式、思い出深いものにしたいですね。
保連協では、来年度の定例会でも引き続きグループトークセッションを行う予定です。
こんなテーマで意見交換したい!というアイデアがありましたら是非、事務局へコメントをお寄せください。
horenkyo@gmail.com